豊橋の夏目可敬によって1844(天保15)年に着手されながらも死後70年を経た1933(昭和8年)にようやく日の目を見て上中下3巻が出版されたという『三河(参河)国名所図絵』。「名所図絵(図会)」とは今なら「じゃらん」や「るるぶ」のような観光ガイドブックだったらしいのですが、それを豊富な絵図と現在の写真でていねいに解説しています。
東・西三河で「三河国」なのですが、うれしいことに地元川合近辺の自然造形についてのページが全体の1割近くあり、以下のとおりです。(「写真」の後の数字は写真の枚数)。
有名な景観をいくつもダム建設(豊川用水)のために失ってしまったことがわかります。
p. 66 豊川・鳳来寺鉄道沿線名所図絵
p. 67 写真1(鬼石)
p.113 コラム「名所図絵にない奇岩獅子岩」 写真(うめの湯から見た獅子岩、他2)
p.114~ 石橋と乳岩 名所図絵から「川合村 石橋」、写真3(乳岩)
p.116 コラム「乳岩と絵葉書」 写真(絵葉書2、バリバリノキ2)
p.117 コラム「『日本風景論』と石門」 写真2
p.118~ 阿弥陀様の姿が現れる渓流 名所図絵から「阿弥陀ヶ瀬」 写真3(蝉が滝、女郎岩、烏帽子岩)
p.120~ 滝壺計り知れず川合村穴滝 名所図絵から「川合村穴滝」 写真(穴滝3、他1)
p.122~ 良質の砥石原石を切り出す 名所図絵から「名倉砥を切り出すの図」 写真4
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