林孝好さん撮影・編集の一連の動画の一つで、以下のような見どころが満載です。
・上臈がこもったとされる伝説の洞窟、かと思われる岩穴。
・鳳来湖をはさんで画面奥にくっきりと明神山。(上静止画参照)
・地図通りの輪郭で見える(当たり前か)鳳来湖の複雑な入り江。
・川合の集落へなだれ落ちて行かんばかりの、ダムにせき止められてきらめく水。(動画ラスト近く)
▼動画の始めに登場する案内板の地図の範囲を下に赤枠で示します。
▼2万5千分の1地形図ではこうなります。
林孝好さん撮影・編集の一連の動画の一つで、以下のような見どころが満載です。
・上臈がこもったとされる伝説の洞窟、かと思われる岩穴。
・鳳来湖をはさんで画面奥にくっきりと明神山。(上静止画参照)
・地図通りの輪郭で見える(当たり前か)鳳来湖の複雑な入り江。
・川合の集落へなだれ落ちて行かんばかりの、ダムにせき止められてきらめく水。(動画ラスト近く)
▼動画の始めに登場する案内板の地図の範囲を下に赤枠で示します。
▼2万5千分の1地形図ではこうなります。
※ 川合の山本隆氏著『三輪村史 第3集(1956年)』の第9編第6章が上臈岩の伝説を紹介し、全くの架空の話というわけでもない、とその根拠を示しています。
興味深いのは、宇連ダムがまだ建設中でもちろん鳳来湖もなく、上臈岩は宇連川右岸の山上に位置し渓谷を見下ろす巨岩であった時に、「ダム完成の暁には満水面に近くなり、その端麗雄大な容姿を水面に映すこととなるが、…」との見通しを述べていることです。
この予想は全くその通りとなり、『三河国名所絵図 絵解き散歩(2018年)』などは現在の姿を紹介する写真に「…湖面に映し出される「逆さ女郎岩」は絶景である」と書き添えています。
※ 『三河国名所図絵 絵解き散歩』は、名所図絵の「阿弥陀が瀬」を紹介していますが、その図絵の中に「女郎岩」が「エボシ岩」と並んで描かれています。
「上臈」(「ジョウロ岩」)なのか「女郎」(「ジョロー岩」)なのか、両者で意味の違いはあるのかという点については、ネット辞典の類に「中世になって上臈が貴婦人や気品のある遊女をさし、近世には上郎・女郎とも書かれ、若い女性をもいうようになった」などと出ており、都合よく納得してしまいました。(『三輪村史』が洞窟伝説の根拠とするのは中世の史実(?)で『三河国名所図絵』が描かれたのは近世、なので表記は異なるが、品格のある女性たちであることには変わりないのかと。)
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